第173回サークル例会 4月22日(土曜日) 岐阜工業高校



  • 天井から吊した鉄球(長野)
  • ドキドキハート(川出)
  • マグネトロン(松尾)
  • テスラコイル(長野)
  • 透明ビーカー(小川)
  • 簡単な電気炉(石川)
  • 魚洗鍋(小川)
  • ジャイロ2輪車(村田)
  • ひもの波で量子力学(石川)



    【天井から吊した鉄球】

    今回から例会の会場となった岐阜工業高校物理室には,ご覧のように天井から鉄球が吊してあります。
    椅子に座って鉄球を鼻先まで引き寄せ,そっと放します。
    鉄球はゆっくりと向こう側へ振れ,再び自分の顔に向かって近づいてきます。
    「力学的エネルギー保存則」から,理屈では自分に当たらないことが分かっていても,つい後ろにのけぞってしまいます。(^_^;)








    【どきどきハート】

    たのしい授業』に紹介されていた「どきどきハート」を作ってみました。
    折り紙で作ったハートの裏側のつまみを指で持ってクイクイ動かすと,ハートがドキドキ動きます。(^_^)
    川出さんのクラスの子は,ハート型ではなく,くちびる型にして「チュッチュくちびる」にしたんだそうですよ。








    【マグネトロン】
    古い電子レンジから取り外したマグネトロン(左側)です。右のは比較的最近のもの。
    ペンチとドライバーでどんどんバラしていくと,2つの強力なアルニコ磁石と本体の2極管(左に転がっている部品)が出てきました。
    二極管の内部の構造について議論が盛り上がり,インターネット(岐阜工業高校はインターネット常時接続なのだ)で調べてみたところ良いページを見つけました。
    URLはhttp://www.tdk.co.jp/tjdaa01/daa50000.htmです。






    【テスラコイル】
    ネオントランスを使ったテスラコイルです。電球が取り付けてある塩ビパイプに巻いてあるコイルには何と45,000Vの高電圧が!







    【透明ビーカー】

    大きなビーカーの中に小さなビーカーを入れて,水・サラダオイル・グリセリンを入れて比較してみました。
    ガラスの屈折率は1.46,水は1.33,グリセリンは1.47です。
    ガラスの屈折率に近いグリセリンを入れると,小さなビーカーがほとんど見えなくなってしまいました。(右の写真)








    【簡単な電気炉】
    以前,石川さんが塩ビ板で2次元加速度計を作る際に使った電気炉のバージョンアップ版。
    電気コンロをかぶせて,ちょっと加熱するだけで塩ビ板が柔らかくなるので,型に押しつければ自由に整形できます。
    「型」さえあれば,放物面もカンタンに作れそうです。






    【魚洗鍋】

    中国製のホンモノの魚洗鍋はとても高価ですが,台所にあるステンレス製のボールでもOK。
    手を石鹸でよく洗って,ボールの縁を手のひらで擦ると,ボールが共振してすごい水しぶきが上がります。
    右の写真は〈長野名人〉の素晴らしいワザ。








    【ジャイロ2輪車】

    戸車を使った2輪車に地球ゴマをとりつけて走らせてみると,倒れないで真っ直ぐ走っていきます。
    なんと,2輪車が止まっても倒れません(この写真)。
    角運動量とトルクの関係(運動方程式)から,キチンと説明できます。これは作ってみる価値あり。








    【ひもの波で量子力学】

    光子には運動量がありますが,ひもを伝わるパルス波(古典的な波)にも運動量はあるのでしょうか。
    実験と計算から,古典的な波にも運動量はあって光子の場合ときちんと対応がつくようだ,ということがわかりました。 こりゃあ面白い。












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