【たらいまわし3号】 6月1日に,かかみがはら航空宇宙博物館で行われた「第1回アイデア水ロケットコンテスト全国大会」で,見事グランプリに輝いた岐阜県立加納高等学校物理部製作の「たらいまわし3号」です。4つのボトルそれぞれからゴムホースで導かれた水が斜めに噴射され,機体は回転しながら上昇します。 まるで,UFOみたいです。 残念ながら例会当日は天候が悪くて飛ばせませんでした・・。 日刊工業新聞社発行の「やってみよう水ロケット遊び」にも紹介されています。 |
【圧電スピーカー,マイクはやっぱりロッシェル塩がいい】 ロッシェル塩の結晶に電極を接着剤(アロンアルファ)でくっつけて,さらにそれを牛乳パックに固定すれば圧電スピーカー(マイク)のできあがり。 水晶と比べてみると,圧電効果の違いは歴然としています。 今年の科教協大会でも「米沢宝石店」はロッシェル塩を売ってるかなあ。 売ってたら絶対買うぞ。 |
【ローソクの炎で光通信】 サークルで懐中電灯を使った光通信実験を開発したのは1989年のこと。 その「ローテク」ぶりに,当時の物理教育界はアッと驚いたものでしたが, ついに究極のローテク,「ローソクの炎」の光通信です。 プラコップに向かって出した声をビニル管で導いて,ローソクの炎に向けます。 すると,その空気圧で炎がゆらめきます。その光度の変化を太陽電池で拾うわけです。 高い周波数の方が比較的明瞭に音を再現できますが,やっぱり周波数特性はイマイチかなー。 |
【電子レンジで光速測定】 電子レンジの中では,2450MHzの電磁波の定常波ができているんだそうです。 紙テープを水で濡らして,その上にサーモテープを載せて「チン」すると,定常波の腹の所の温度が 特に高くなります。サーモテープの色が変わってるのがこの写真で分かるでしょうか。定規で測ると約6センチありました。これが半波長ですから,光速度=2450MHz×12センチ=秒速29万4千キロメートル。おっ,なかなかイイじゃん! |
【真空中での落下速度をビースピで測る】 アクリルパイプの中で発泡スチロール球を落下させ,ビースピ4個でパイプの外から速度を測ります。 空気中ではすぐに終端速度に達しますが,真空ポンプでパイプ内の空気を抜いて(だからパイプを使ったんだ!)から実験すると,どんどん加速していきます。 加速度9.8は出ませんが,空気中を落下するときとの違いは歴然としています。 ビースピは定価1,800円ですが,岐阜のあるスーパーでは800円で売っていました。今が買い時なのかもね。 |