第171回サークル例会 2月20日(日曜日) 各務原東高校



  • ゴムピタくん(今井)
  • ムーブフォルム製作(今井)
  • 新3Dスライド(石川)
  • 無重力ロウソク(小川)
  • 定着液から銀を取り出す(五島)



    【松尾先生の作品展】
    今年度限りでご退職になる松尾先生が,長い教職生活のなかで作り上げてきた実験器具をサークルメンバーに譲ってくださるということで,作品群を物色するサークルメンバー。
    一番左の「ウィムズハースト起電器」など,素晴らしい自作実験器具に思わずため息がでます。(^_^)






    【ゴムピタくん】
    よせなべ物理サークルニュース」に載っていた埼玉の石井登志夫さん考案の『ゴムピタくん』を作ってみました。
    3mm厚のゴム板に写真のような取っ手をつけただけのものですが,写真のように椅子の上に乗せて持ち上げると結構重い椅子がピタリと吸い付いて持ち上がります。これはすばらしい。






    【新3Dスライド】
    PENTAXから発売されていた(今でも売ってるのかな?)立体映像撮影用の「ステレオアダプター」を50mmのレンズに装着して撮影すると,1枚のフィルムの左右に2つの画像が写ります。このアダプターを映写の時にも使うのですが,撮影時と同じ光学系にするために映写機のレンズを撮影時に使ったカメラ用レンズに替えてしまいました(中央の写真)。もちろんスライドフィルムとレンズの距離も撮影に使ったカメラとピッタリ同じです。
    スクリーンに映った映像を偏光メガネで見てみると,これがまた実に〈自然な〉3D映像なのです。






    【無重力ロウソク】

    透明なプラスチック球の中に火をつけたロウソクを入れて,自由落下させます。
    落下中,内部は無重力状態ですが,ロウソクの炎はどうなると思いますか?
    対流が起こりませんから炎は小さくなり,消えてしまいます。2mくらい落下させた程度では〈消える〉ところまではいきませんが,炎が〈丸く,小さく〉なるのは確認できますヨ。








    【定着液から銀を回収する】

    疲労した定着液にはハロゲン化銀が化学反応してできた銀塩が蓄積されています。この銀を回収する方法が写真雑誌に掲載されていました。
    銀よりもイオンになりやすい鉄(スチールウールが良い)を定着液に浸しておくと鉄が溶けて銀が沈殿します。
    数時間後に見てみると,確かにビーカーの底に「銀」らしきものが沈んでいるのを確認できました。








    【生徒実験用 夕焼け・青空観察器】

    今回も広島の土肥さんから面白いものが送られてきました。
    ホットメルトボンド」という,棒状の糊の一方から発光ダイオードの光を当ててやると,途中で波長の短い光が散乱して次第に赤っぽい光になってきます。
    いろんな色の発光ダイオードがありますが,やはり「白色」の発光ダイオードがいいですね。(右の写真)
    ホントに〈夕焼け〉になっているじゃありませんか。








    【フランクリンモーター】

    松尾先生の自作実験器具のひとつを紹介してもらいました。
    これは「フランクリンモーター」です。バンデグラフ起電器をつなぐと,すごい勢いでペットボトルが回転します。








    【回転ペットボトル】

    科学広場で小川さんがいつも見せている「浮かぶアンパンマン」では,最後に500mlのペットボトルを気流の中に置いてクルクルと安定して回転させることもできる,ということを見せるのですが,これが実はなかなか難しいのです。
    そのコツを伝授してもらいました。ペットボトルのフタをとり,送風機の角度を調整すると見事成功!












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