スタンプ式エンゼルスウィング(土肥)
【色と光】
白色蛍光灯に赤・青・緑のセロハン紙(ゼラチンペーパーの方が良いという声あり)を巻きつけて,物体に光をあてて何色の影ができるかを観察してみました。
一方でマゼンダ・シアン・黄色の色粘土を混ぜて何色になるかも見てみます。
加法合成(光)と減法合成(色粘土)の関係や,補色の関係がちょっと分かったような気がします。
ところで,この3色蛍光灯を立た状態で影をつくってから,少しずつ傾けていくとすごく面白いですよ。
 |
【新型ゲジゲジ】
前々回の例会で紹介された「ジャイロ2輪車」から発展してできた新型ゲジゲジ。
ミニ4駆のモーターに弾み車をつけて回してやると,なんとこれが動き出すのです。
少し前に傾けてやると前進し,後ろに傾けてやると後退します。ぜひこの動画(MPEG-1ファイル,351KB)を見てください。
|
 |
 |
【モータージャイロ2輪車】
こちらは正統派進化(?)をとげたジャイロ2輪車。
松尾さんの作ったものは,マブチモーターRE-260でビデオデッキのヘッドを回しています。モーターの軸をヘッドに取り付けるための穴を正確に中心にあける技術が必要です。(ずれると偏心して2輪車が暴れだします)
右手前のが村田が作ったもの。穴あけがヘタクソで,凄い振動をします。
「暴れ馬」と命名されました。(^^ゞ
|
 |
 |
【砂時計の力学】
三重県から参加の前田さんが,大がかりな装置を紹介してくれました。
上の漏斗から落下する砂(この装置では150メッシュの鉄粉)が落下し始めるとき・落下中・落下終了時に秤の目盛りはどう動くか,という有名な問題を実験で見せることができます。
この装置のポイントは,漏斗にコイルを巻いて電磁石にしたところ。
通電すると,砂鉄が落ちなくなるんです。なーるほど。
|
 |
 |
【針金を落ちる磁石】
針金にリング型フェライト磁石を通して落とすと,くるくる回りながら落下していくのですが,少し落ちると一瞬止まって回転方向が反転します。
しかもその瞬間,磁石がほんの少し上に「登る」のです。これは不思議。
磁石が回転しながら落ちて行くにしたがって針金の振動が大きくなり,磁石が反転するときに針金の振動も止まることから,振動のエネルギーを磁石が貰っているようですが,詳細は不明。
針金の太さと磁石の重さ・穴の大きさをうまく選ばないとこの現象が見られませんが,ぜひお試しください。
|
 |
 |
【ペットボトル楽器の進化】
広島からは土肥さんがまたまたすごいものを持って参加してくれました。
前回の前回のペットボトル楽器がこんなカタチに進化。
注射器を使ってゴムチューブをつけたペットボトル内に空気を送り込んで叩き,調律します。音が合ったらチューブをダブルクリップで挟んで空気が抜けないようにします。
ドレミファソラシドの音階ができたらバチで叩いて演奏です。ガムラン音楽のようなオリエンタルな響きが楽しめますよ。
(バドミントンのシャトルの紙筒は,調律用の閉管です)
|
【ヘアドライヤーオルガン】
ヘアドライヤーで冷風を送り,プラスチックケースに空気をためます。
ゴムホースが折れ曲がっていると空気が出てきませんから,リコーダーの音はでません。
演奏するときは,写真のようにリコーダーを持ち上げて空気が流れ出てくるようにしてやります。和音だって出せるんですよ。
これは素晴らしいアイデアですね。
 |
 |
【スタンプ式エンゼルスウィング】
優雅に宙を舞う薄切り発泡スチロール製のエンゼルスウィング。
僕たちは厚紙製の型紙とサインペンで翼の形を描いていましたが,土肥さんはスタンプ式にしてしまいました。
瞬間接着剤で木板に輪ゴムを貼りつけたものです。 エンゼルスウィングが大量生産できますネ。\(^o^)/
|
 |
 |
【水琴窟】
水琴窟にこだわる男が三重県にもいました。
比較的大きな水滴が必要なため,レンガにドリルで穴をあけ,穴の周りをグラインダーで削って水滴が大きく「育つ」ようにしたんだそうです。
このこだわりと執念には頭が下がります。m(__)m
|
「例会の記録」トップページへ戻る
「岐阜物理サークルニュース集記事一覧」へ進む
サークルニュース集記事データベースファイル(テキスト,桐ver8,ACCESS2000用)のダウンロード
Buturicd.lzh(238KB)
ホームページへ戻る