今世紀最後! 第180回サークル例会 12月25日(月曜日) 岐阜工業高校



  • 新型万華鏡(松尾)
  • フィルムケース フランクリンモーター(土肥)
  • 摩擦起電器(土肥)
  • 「ホーミー」に挑戦(土肥)
  • 激痛!水撃砲(土肥)
  • 光電効果 箔の開き(小川)
  • 疑似立体視(小川)
  • 紫イモの電気パン(小川)
  • ホロスペックカード(長野)
  • クリップモーター 電球の点滅(長野)
  • 林ヒロさん式モンキーハンティング・マイナーチェンジ(村田)
  • ペッ琴(石川)



    【新型万華鏡】
    岡崎世界子ども美術博物館で行われていた「万華鏡展」を見てきた松尾さんが,従来の万華鏡をさらにバージョンアップ。
    ミラーの数と断面の形(菱形,正方形,くさび形など)を変えると,今までに見たこともない幻想的な模様が現れます。
    12種類の新型万華鏡を紹介してくれました。






    【フィルムケース フランクリンモーター】

    のらねこ学会広島支部長(?)の土肥さんが遠くから参加してくれました。
    これは,一度空き缶を帯電させることによって,フィルムケースで作ったフランクリンモーターを勢いよく回すことができます。この動画(MPEG-1ファイル,373KB)をご覧ください。






    【摩擦起電器】

    松尾さんや村田が作った手動回転摩擦起電器が進化。モーターで塩ビ管を回して金網で集電,金属の箱に電荷をためます。
    金属箱に指をそっと近づけると,バンデグラフ起電器なみの強力な放電が起こります。素晴らしい性能です。この動画(MPEG-1ファイル,437KB)をぜひご覧ください。太い放電火花がバシバシ飛びますよ。






    【「ホーミー」に挑戦】
    モンゴルに伝わる不思議な発声法「ホーミー」に似た音を出そうという試み。
    「あー」とか「えー」とかとう声を録音したテープをラジカセで再生,密閉した紙筒に入れた小型スピーカーから音を出します。ゴムホースのついたフタをして,ホースを口の中に入れ,口腔の形を色々と変えてみると〈それらしい音〉が出ます。
    さらに,「あ」「い」「う」の発音をするときの口の形をつくると,なんと「あ」「い」「う」と聞こえるんです。曲のメロディを「あー」だけで歌って,この道具を使うと,ちゃんと歌詞付きの歌になるんです!まるでボコーダーみたい。






    【光電効果 箔の開き】

    箔検電器の上に乗せた亜鉛板を負に帯電させ,これに紫外線を当てると光電効果で電子が飛び出し箔が閉じる,という典型的な実験がありますが,たまに不思議なことが起こります。
    紫外線を当てて箔が閉じた後すぐに箔が開きだすことがあるのです。電子が飛び出しすぎて正に帯電したのでしょうか? 別の帯電体を近づけてみると確かに正に帯電していることが分かります。「そんなことは起こらない」と物理の本には書いてあるのですが,これはどういうことでしょうか。
    試しに帯電していない亜鉛板に紫外線を当てても箔は開きませんし,少しだけ正に帯電した亜鉛板に紫外線を当てても箔の開きが大きくなるようなことはありません。どうなってるの?






    【疑似立体視】

    横浜物理サークル(YPC)ニュースに載っていた実験の追試です。
    平面を振動する単振り子や左右に揺れるばねを,この写真のように片目を色セロハン紙など覆って,両目で見てみると円錐振り子のような動きに見えるというもの。なぜでしょう?






    【紫イモの電気パン】
    大阪の米沢さんに教えてもらった実験の追試です。
    紫イモの粉末をベーキングパウダーやホットケーキミックスに入れて焼くと,紫色だった生地の色が次第に緑色に変わっていくのです。酸性・アルカリ性による色素の色変化らしいのですが,卵を入れる・入れない,ベーキングパウダーのメーカーの違い等で,結果はさまざまです。でも,あまり食欲をそそる色じゃありませんね。(^_^;)






    【ホロスペックカード】
    (株)ヴァッケンインターナショナルの通販で買ったホロスペックフィルム(5cm×5cmで1袋10枚入りで\1000円)を7mm×7mmの大きさに切って,穴をあけた名刺に貼りつけてみました。これにレーザーを当てたり,これを目にあてて点光源を見たりすると,こんな模様が見えまーす。






    【クリップモーター】

    回路に直列に豆電球を入れて,クリップモーターをまわすと豆電球は〈点滅〉するでしょうか。
    モーターが半回転するごとに回路は切れますからそうなるはずなのですが,今までこれはうまくいきませんでした。でも,電池の数を6個(9V)に増やして(豆電球も6.3V用に替えて)やると,見事に点滅しました。これを生徒に見せたかったんですよね。






    【林ヒロさん式モンキーハンティング・マイナーチェンジ】
    愛知物理サークルの林ヒロさんが開発した大型モンキーハンティングの銃をマイナーチェンジ。
    銃筒に穴をあけて,そこから弾丸(ゴルフボールが最適)を入れる方式です。弾は銃筒に吸い込まれて(ベルヌーイの定理),前から打ち出されます。弾丸が銃口を飛び出す瞬間に電磁石が切れるようにする仕組みは従来通りです。






    【ペッ琴】

    土肥さんが開発したペットボトルの楽器,「ペッ琴」がさらに完成度を高めました。いい音が出ますヨ。(^-^)











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    サークルニュース集記事データベースファイル(テキスト,桐ver8,ACCESS2000用)のダウンロード buturicd.lzh(350KB) 【2000年7月28日更新】

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