第235回サークル例会 2006年2月19日()


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  • スターリングエンジン(長野)
  • 蓄光定常波(村田
  • 光合成色素の抽出と蛍光(久保
  • 蓄光お絵かきボード(土肥)
  • うず電流による磁場の歪み(石川)
  • 磁気浮上と電磁ブレーキの関係は?(石川)
  • カシャポンで作った教材あれこれ(松田)
  • 1^2+2^2+3^2+・・・の計算(今井)

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    (Macの方はWindows Media Playerが必要です)



    スターリングエンジン

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    大人の科学マガジンvol.10の付録のスターリングエンジンです。
    ビーカーに入れたお湯と室温の温度差を利用して動いています。
    これはなかなかのヒット♪



    蓄光定常波

    スピーカーを使った弦定常波の実験は,比較的ポピュラーなものですが,教室の後ろの方からだとちょっと見にくいのが難点。
    蓄光塗料を塗った弦に紫外線LEDなどで光を当ててから,部屋を暗くして観察するとよーく見えます。これはオススメ。



    光合成色素の抽出と蛍光

    「植物の葉をすり潰してからアセトンで光合成色素(クロロフィル)を抽出する」という手順が
    普通なのでしょうが,久保さんは抹茶に百均で買ったエナメルリムーバーを加えて光合成
    色素を抽出してしまいました(^^;)
    この色素に白色光を当てると透過光が真っ赤に見えます。クロロフィルが吸収した赤い光
    のエネルギーの行き場が無く,蛍光として放出されるのです。
    青い光を当てても,赤い蛍光が観察されるのが不思議ですね。



    蓄光お絵かきボード

    偶然,土肥さんも蓄光ネタ!
    スプレーで蓄光塗料を吹き付けたボードの上に,絵を描いた透明シートを乗せ,上から紫外線LEDの光(白色光でもいいですが)を当てると,
    日光写真遊びみたいなことができます。これは楽しい(^^)



    うず電流による磁場の歪み

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    ネオジム磁石の上でアルミ円板を高速回転させると,大きな渦電流が生まれてネオジム
    磁石の磁場も図のように歪むようです。
    このため,下向きの磁場ができている領域と磁石の位置にずれが生じ,渦電流の分布は
    (上から見て)磁石の前後で非対称になります。
    (次の実験に続く)



    磁気浮上と電磁ブレーキの関係は?

    (上の実験からの続き)
    このため,高速回転するアルミ板の上にネオジム磁石をそっと近づけると,磁石に迫ってくる側にできる渦電流の方が強い
    ので,磁石を斜め上に押し上げる力の成分が強くなって「磁気浮上」が起こるのです。
    磁気浮上が起こると電磁ブレーキが効かなくなることが予想されますが,このこともモーターに流れる電流を測定すること
    によって立証されました。こりゃ〜オモシロイ!



    カシャポンで作った教材あれこれ

    ガシャポンの空ケースを大量に手に入れた松田さんは,これを使っていろいろな教材を製作されました。 左から「一人一台 天球儀」,「内惑星の満ち欠け説明器」,
    「ガシャポンエレベーター」(糸を引っぱったりゆるめたりしてカシャポンを上下に動かすことができます。糸巻きボビンを使った輪軸ですな)です。



    1^2+2^2+3^2+・・・の計算

    前回とは異なる説明です。
    ご覧のような6つのパーツを組み合わせると,3×4×7の直方体ができますが, このことから1^2+2^2+3^2+・・・+n^2=n(n+1)(2n+1)/6であることが分かります。
    これはお見事♪





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    サークルニュース集記事データベースファイル(csv,桐ver9用)のダウンロード buturicd.lzh(215 KB) 【2005年7月16日更新】

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