第244回サークル例会　2007年3月25日(日)

のらねこ学会の Pin Point物理シリーズ６　「科学が取り持つ"大分さん"とのふしぎな出会い！」ができました。詳しい情報はこちら

飛び出すしかけ絵本「太古の世界・恐竜時代」（松尾）

写真ネタを２つ「フェイクミニチュア」，「HDRイメージ」（久保）

本の紹介「ピタゴラ装置DVDブック」(久保）

「おんかいくん」で遊ぼう(島村）

シンギングボウルの音を解明する(石川）

離任式で校歌を歌おう(村田）

手回し摩擦起電器(土肥）

手回し起電盆(土肥）

バンデグラフ起電器上で舞い上がる紙テープ(長野）

インドアカイト（松田）

フリクションペン（松田）

人間ピラミッドの人数は？(今井）

誕生日当てカード〈嘘発見バージョン〉(今井）

のマークがついたサムネイル画像をクリックすると，動画をご覧になれます。
(Macの方はWindows Media Playerが必要です)

■ 飛び出すしかけ絵本「太古の世界・恐竜時代」

ポップアップで表現された35体の恐竜と50種類以上の最新恐竜情報を盛り込んだ立体恐竜百科です。
精密でダイナミックなしかけが見事。上の写真は「飛び出す始祖鳥」です。

■ 「おんかいくん」で遊ぼう

リアルタイムで音の波形解析，フーリエ分析ができる「おんかいくん」は素晴らしいソフトです。
パソコンにマイクをつないで(内蔵マイクがあるならそれでもＯＫ)使います。
オシロスコープ代わりに使えますね。

■ シンギングボウルの音を解明する

東京の古谷さんからいただいた「シンギングボウル」というネパールの仏具。これがどんな振動をしているのか調べてみました。
まず，写真のような端を切断したアルミ缶を使って実験してみます。側面をスピーカーで振動させてやると，157Hzで共鳴し，写真のように腹と節ができます。
マイクで音を拾ってみると倍の314Hzの音が出ています。オシロの画面をご覧ください。黄色が振動源，青がマイクで拾った音です。
１往復の缶の振動で空気が２回出入りしますから，こういうことになるのでしょう。
さらに振動源の周波数を上げて1185Hzにすると，マイクで拾われる音も1185Hzで一致しました。
このときアルミ缶はどんな振動をしていると思いますか？缶の口全体が大きくなったり小さくなったりしているのです（おんさの振動の仕方と同じです）。
問題のシンギングボウルは振動源が420Hzで840Hzの音が出て，さらに振動源が約840Hzでおんさ型振動が起こりました。
これは偶然なのではなく，これによってゆっくりしたうなりを作り出しているのだと思われます。すばらしい智慧ですね！

■ 離任式で校歌を歌おう

９年間勤めた学校から転勤することになってしまった村田は，離任式で校歌を歌ってお別れすることに決めました。
でも音痴な村田は，土肥さんのマネをして，トーキングモジュレータで歌います。
パソコンで作ったメロディをこのスピーカー（トランペットスピーカーから取り出したモノ）で再生し，ホースを口にくわえて歌詞に合わせて
口の形を作ります。これでちゃんと歌になります(^^)